さて、
本日は、
Creative Effectivenessのグランプリ受賞作品について、
ぬるっとご説明させて頂きます。
まず、どんなカテゴリーなのか?
という疑問から。
カンヌライオンのオフィシャルページの説明を読むと、
『消費者行動、ブランド資産、売り上げに著しく貢献し、クライアントの業態に於いて計測可能な結果を残したクリエイティブに対して送られる賞』
とあります。
なるほどね。
そうなのね。
キャンペーンは良かったけど、
売り上げは伸びなかったね。
みたいなのは、この賞は受賞出来ない訳ですね。
で、今年の受賞作品は、
PEPSICO社のWalkersというポテトチップスのキャンーペーン。
いくつかバージョンがありますが、
とりあえず…
これだけ見てもさっぱり分かりませんね。
このキャンペーンのコピーは、
"Any Sandwich is more exciting with WALKER"
『Walkerが入っていれば、どんなサンドイッチでも、ちょっとエキサイティングに』
海外でテイクアウトのサンドイッチを買った事のある方はご存知だと思いますが、
なぜか、サンドイッチにポテチがついてきますね。
意味が分かりませんね。
なぜ、サンドイッチとポテチ…
激しく、ダブル炭水化物…
アメリカ・イギリスでは、サイドディッシュとして芋が食される場合が多く、その芋の代用品として、ランチにはポテチがご飯の一部としてついてくるという習慣が有り、ポテチ有りが当然の事として捉えられているという前提の元に成り立つコピーです。
で、このキャンペーンは、
食べ物の『サンドイッチ』
と
イギリスの田舎町、Kent州の『サンドイッチ』という町
をカケている駄洒落キャンペーンなのです。
刺激の少ない『サンドイッチ』をWALKERがエキサイティングにしちゃいますよ。
って事で、
もう、町中大変な騒ぎです。
もちろん、町中の人がばんばんオンラインにあげるのでどんどん、話題が広がりつつ、
出演した有名人のTwitterでYoutubeチャンネルに誘導し、
そのYoutubeチャンネルでは26本のビデオを公開。
もちろん、マスメディアもばんばん取り上げる。
結果、媒体費4億円相当のメディアカバレッジを得、
スーパーマーケットは、いい棚に置いてくれて、
売り上げも通常よりも150万個余分に売れた
というキャンペーンでした。
ちなみに、
こちらが応募時の説明ビデオ、ご参考までに!
そろそろ、カンヌネタも飽きてきたよねえ…
あついし…
た
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