【広告賞】CLIO 2012 グランプリたち その2

無論デザイナーにはなれないけれど、
昨日のカーニング練習ゲーム
地味にハマってしまいました。

お試しされていない方はぜひ☆


さてはて先日のクリオ2012のグランプリ作品紹介パート2。
INNOVATIVE MEDIA(革新的メディア)部門でグランプリを
獲得したのは

"The Return Of the Dictator Ben Ali(独裁者ベン・アリの復活)"

チュニジアのNGO団体Engagement Citoyenによる
ジャスミン革命の後の初の民主選挙への投票促進キャンペーンでした。



〈ビデオ全粗訳〉

何百万人もの人たちに投票を促した方法


僅か数ヶ月の間にチュニジアは23年間の独裁政権が崩壊し、
初の自由で公平な民主選挙が行われることになりました。


しかし、1600人もの候補者による数えきれない政治声明文や広告が
混乱を引き起こし、人々の選挙への興味が削がれてしまい、
投票率は55%以下という惨憺たる予想。


そこで、人々の政治への関心を再び高めるために、
インパクトと即効性のある
リマインダーが必要になったのです。


私たちは人々が選挙に参加しないことが招く本当の危険性を示すことを決意。
「独裁者ベン・アリの復活の可能性」です。
それも、刺激的かつ視覚的な方法で。


投票日の4日前に、革命開始から数時間で引き裂かれたベン・アリの
巨大なポスターと全く同じものを掲げ直しました。


男性:な?!復活したのか?!
女性:いつの間に?!
男性:泥棒野郎め!殺人者!
男性:奴は国を乗っ取ったんだ!


ポスターは人々を怒らせ、直接的な行動へと導きました。
ポスターを引き裂いたのです。
けれど、下からあらわれたのは別のポスター。


「気をつけて!独裁政権が復活する可能性もあるのだから。
10月23日は投票に行きましょう。」


一連の様子がビデオにおさめられ、ウェブに載ると
瞬く間に拡散。


数多くの反応があり、ENGAGEMENT CITOYENのウェブサイトへの
アクセス数は461%に。夜にはテレビのニュースで放映され、翌日には
世界中の知るところとなりました。まさにバイラル。


しかし何よりも大切なのは、投票率が88%となったこと。
予測の55%を大きく上回りました。


皮肉にも、民主主義の確立を助けたのは独裁政権のシンボルでした。






独裁政権が崩れた後の初選挙はそりゃ〜すごい投票率でしょーよ。
と浅はかにも思っていましたが、そんなに簡単ではないんですね。

色々見てたら、チュニジアに駐在している方のブログ
選挙日当日の様子が詳しく載っててかなり興味深いです。

選挙箱が透明だったり、男女別々だったり…。



それでは、
ビッスラーマ!
(アラビア語のチュニジア方言でさよなら〜という意味らしい。)


yui

















コメント